読後 抜粋

『スギハラ・ダラー』

多様さを貫く共通の尺度も確かに存在している 愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ 強引さの気構えが伝わってくる。 相手の側の事情などとんと気にしていない 互いの利益の一致点を見いだしていく。 心を虚しくして相手の意図を読んで妥協点を探る

『ミレニアム4』下 蜘蛛の巣を払う女  読後抜粋

やましさに苦しむのはいつも、やましいところのない人たち あの子には自分が必要だ。少なくとも自分は間違いなく 娘を必要としている サヴァン症候群ってのは、自閉症とかの障害があって なおかつ特別な才能もある連中のこと 馬鹿げたほのめかしと根拠のない…

『放蕩記』

あって余禄、なくて当然と思い定めておくくらいが ちょうどいいのかもしれない・・・ こちらが或る意図ををもって、しかしそれが前面に ですぎないようにできるだけ注意深く書いたところを その配慮までもきちんと読み取って受けとめてもらえるのは しみじみ…

『嘘』

女の好意は、裏返るとたちまち理不尽な悪意へと 変わる 誰だって、持てる能力は試してみたくなる その人の信用を損なうのが、周囲に対する暴言や 暴力 それぞれの悲しみや憤りや悔いを吸い込んだ身体が 今もなお、だるくて重くてたまらない

『ティアリングの女王』 下

最悪の事態を想定することで、これ以上の打撃を 受けずにすむよう自分の心を防御していることに 気づいた 弱さは、権力と結びつくと、危険なものとなる 自責の念はかけらも感じられない。なにに対してであれ 後悔の痕もなく、ただ、不当な仕打ちを受けた男の…

『ティアリングの女王』 上

歴史で、すべてがわかるのです。 なぜなら、同じ過ちを何度も何度も犯してしまうのが 人間の性ですから。 忠誠心は尊敬から生まれるものなのだから。 派手な感情表現が大嫌い 人間っていうのは、自分にはない才能をねたむものだから 行動を起こされる前に、…

『天翔る』

誰からであれ、これほどまでに強い尊敬と憧れの まなざしを向けられたことが、今までの人生に あっただろうか なれたらいいなって思うものは、なんなくっちゃ 楽しい時間を過ごすためには、それなりの対価を 払わなければならない 素直で、繊細で、しかも根…

『震えるスパイ』

自分をしっかり支えてくれる家族以外の 人間が必要だった おれは人生からあいつを蹴りだした 次の標的になるのはわれわれなのだから 問題は、そういうふうに先を読む人間がほとんど いない 退屈で、心の狭い、自分本位のムード 自分の騙されやすさ、感じやす…

『破壊された男』

敵は選んでつくるべし。 かりそめにつくるべからず 意識および前意識の層はいうにおよばず 無意識まで透視することができる 透視遮蔽 人は話すことを禁じられたら発狂してしまう むき出しの感情の世界 思考波の遮蔽 思考ーそれが人を決める 野望と強欲と知恵…

『ダブルファンタジー』

何もかもをコントロールできるかのような万能感が 体中を満たしていた だめなもの、独りよがり、会話が稚拙 虚しさの実感こそが財産になると思う 臆さず、腐らず、あれこれ試してみるといい きっちり言語化されることで、焦点が定まつて 視界がクリアになる …

『声』

孤独はゆっくりと確実に人の命を 蝕んでいく いつも自分が中心にいるのに慣れているので、 エーレンデュルの言葉の真意がわからなかった

『深海のアトム』

思い込みの世界に閉じこもることを、けっしてしない 封じ込められることを嫌う 忌み嫌われる者 力ずくと金ずくで、人をいいなりにし、自分の 所有物のようにふるまうから 言い寄られたのを断ってから、子どもっぽい仕打ちを されるようになった 教授の甘い言…

『楽園』 

あの日と向き合い受け入れられるようになるまでに 数か月かかった おれにあれこれ指図できるのは、おふくろだけだ 自分を駆り立てつづけるるものが必要 感情にふさわしい名称をつけること、そうすれば その感情をきちんと処理できるはず あまりのギャップに…

『緑衣の女』

あんなに怒るのだから、自分がなにか悪いことを したにちがいないと思ってしまった ・・・を傷つけたくないと思っていることだけが 自分にわかるたしかなことだった 隣人の悪口を言ってそこから栄養をもらってる こっちの個人生活を根掘り葉掘り訊くのに答え…

ナイスヴィル 2 上・下

秩序ある生活 理解可能な生活 何より二人を震撼させたのは、レイニーの声に こもった悪意 彼を好きになるのは、簡単ではない 人の悪口を言う、しかもひどい 周囲の人がどう思い、どう感じるかということを 気遣っていた いまの言葉は誹謗中傷であり、文書に…

『許されざる者』

あなたは人を動かせるタイプ おれにどうしてほしいですか この手を血で染めるつもりはない。 そんなふうに汚れる気力はもうない 怠惰で無能なペテン師 応戦するために、ときに同じくらい邪悪になる必要もある でもそのあとは先に進んで、元の自分に戻れるは…

『警視庁監察官Q』

絶え間ないことは、それだけでひとつの強さ 信頼されることの重さを実感するか 実感して超えるか 軋轢は物事を澱ませる ちっちゃな手土産で偉そうにバーターとか。 セコイ。がめつい。そんなだから,傘下に 嫌われる 着いた色を抜く、それが浄化 小暮の精神…

『ミレニアム5』 復讐の炎を吐く女 上

ヒトラーの側近だったゲーリングだってIQは 高かった。それでも人間的には愚かだった 悪人というのは多くの場合、聖人を演じることにも 長けている 自分のことしか考えていない愚かな人 嘘を使って不安や混乱をつくり出す。 嘘が暴力に取って変わる 自分の能…

『湿地』

役立たずの卑怯者。ろくでなしのごろつきめが 彼には自分のやったことが間違いだったとは 決して理解できないでしょう この男の言いなりになるのは、もううんざり 暴力を振るうのを楽しむケダモノ たった一つの細胞が侵されるだけでガンは発生する 始末に負…

『ミレニアム4』 上 蜘蛛の巣を払う女

肥大した自己像を維持すべく称賛や承認を求める 自分をわかってくれる相手に会うのは、 大きな救いになった 久しぶりに、ずいぶんと前向きなことを考えている 誰の邪魔もしない。 それでも我慢ならないようだった どんなことにも代償はつきもの アウトサイザ…

『傷だらけのカミーユ』

最悪の状況でまともな判断ができるなら 非凡な人間ということになる ”偶然”という矢は狙いを定めて放たれるのだったと 改めて思い知らされる むしろここは力を温存し、いざという場合に備えるべき 場面だろうに 権威を主張するとともに服従を要求してくる あ…

『アイリーンはもういない』

彼らを助けようとするのは自殺行為 繰り言ばかりで、傲慢で、矛盾だらけ 父にわたしをいたぶる権利はない 父にわたしをみじめにさせる力があることを知られないように することが重要 わたしの存在そのものが肯定された ”友人とは死体を隠す手伝いをしてくれ…

『ミレニアム3』 眠れる女と狂卓の騎士 下

人の話に耳を傾けることのできる、魅力的で 謙虚な人物だった 場を分裂させて影響力をふるう 言い寄ってくる男はたくさんいるけど、そのうち みんな私と張り合いはじめて、私の上に立とうとする 復讐は人を駆り立てる強い力 本物のストーカーは、愛情と憎し…

『ミレニアム2』火と戯れる女 下

先を読んで計画的に行動する 必ず結果を分析してから動く 力よりも貪欲な人に負けた 自分の行動の結果を受け入れる心構えができていない あらゆる感情を押し殺し、恐怖から逃れようとする 人間関係を築くことが極端に苦手 おそらく一種のアスペルガー症候群…

『ミレニアム2』 火と戯れる女 上

その意思を尊重しないのは当の女性を尊重しないのと 同じことだ、というのが彼の考え 頭でわかっていることなど、感情的には 何の意味もなさなかった 察するということを知らない人間に腹が立つ 長らく味わっていなかった温かさが、突如として 胸を満たすの…

『ミレニアム1』 ドラゴンタトゥーの女 下

言っていいことと悪いことがある 人間誰しも、何かしら信じるものを持っていなくては いけない 知は力なり このうえない満足感を得られる 他人の生き方を攻撃するのは、その人を傷つける とても安易なやり方 きちんとした裏付けのある事実だけを伝える 難し…

『ソロ』

歪んだ満足感を覚えた 記憶は書物に合わせて変更され、多くのことが 忘れられていった こうして言葉にできるなんて、なんて嬉しいのかしら 今になっても 何かを『良く』行うということを知らない 美しいものは調和を生み出す 私はいつも物事の隠された意味を…

『ミレニアム1』ドラゴンタトゥーの女 上

善意とはいえ役に立たない ”どんな人間にも、成功の機会が与えられるべきだ" 能力はあるけれど、私たちにとってはプラス以上に マイナスだと思う 相手が意気軒昂なときには無視すること 常軌を逸している 相槌を打ったが、意見は言わなかった どこから見ても…

『灼夜』

恵まれて、楽しいことがいっぱいあると 子どもたちの心が育っていかない

『密閉都市のトリニティ』

打てば響くようなやりとりが心地よかった 欲望の苦痛から逃れる道はひとつしかない 自らのなかに無を実現すること 赤緑色覚障害の子どもは正常な目を持った子には 見えない文字が見えてしまう 自分の力を把握せんことには、生きていくの大変 圧倒的な喪失感…