『イオカステの揺籠』 読後抜粋
ーダッタンとはモンゴル族の古い呼び名のひとつ
思い込みこそが老いの証拠
青春とは人生の一時期を言うのではなくて心の持ちようを言うのである
-サミュエル・ウルマンの詩より
狂気と正気がまだらになっている様子は完全な狂気を見ているよりダメージが大きかった
母は相当な見栄っ張りだった。
なのに、見栄を軽蔑していた
身勝手な恨みを口にして終わる男だ
自分がみっともないのはわかっている。
なのに、幼稚な負の感情が抑えられない
子どもに愛情がもてないのに所有を主張する。
まるで虐待親の思考だ
あたしを母として消費するのはやめて。