『ぬるくゆるやかに流れる黒い川』 読後抜粋
クロックドパンツ
この理不尽さを、納得したい
ちょっとでも悔いのないようにしておきたい
言葉の暴力は、幼少期の竹内譲に無力感と劣等感を植えつけたはず
リビドー高揚
ああいう女を馬鹿にした人はね、どこへ行っても嫌われます
女を”いいようにしたい”だけ
永山則夫・片桐操(未成年で死刑判決)
ソジャゲ
リアルに声高にヘイトスピーチするほど馬鹿じゃないよ
行き過ぎた罵倒や侮辱というのは、往々にしておのれ自身の劣等感をはらんでいるもんです
モラルハラスメントの手口
おまえたちは駄目だ、だらしないって、なってないーそう繰り返し言い聞かすことで萎縮させ、自尊心を奪っていく
怒るべき相手に怒れなかったから、自分に関係のない、弱い者に当たるほうを選んだ
わたしは彼のようにはなりたくない
正しい相手に、正しく怒りたい
自分の言動が彼女をうんざりさせたのだと認めるより、人のせいにしたのはそのほうが楽だから
原因を自分以外に置けば、反省も自戒も必要ないから
承認欲求には勝てないってことですかね
一度はこうして、誰かにぶちまけてみたかった
呪いとは、元雄自身が己にかけた枯れ尾花の陰にすぎない
呪いだの祟りだのに怯えるのは、ノコサレタ人間だけ
ーその怯えが彼ら自身を滅ぼした