『プリズム』 読後抜粋
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寂しい。
この感覚は私の中にあるもの。
それなのに、なぜ外にばかり答えを見つけようとするのか。
彼が気付いて反省し、悔やむことを願っている
彼女に対する本能的な敵愾心が、自分でも子供ぽっくて気に入らなかった
退屈ってことと寂しいってことを区別できない
自信にあふれた笑顔、自分がどれほどジェインを傷つけたかまったくわかっていない顔
彼がまたどれほど自分勝手に解釈してしまうのか心配
ずっと自分をだまし続けてきたのがばれてしまって
心の内に目を向けるのが怖くて外側でばかり空回りする愚かさを、遠回しに批判されている気がした
病は魂を醜いやり方で支配する
精神が消えていき、肉体は一片ずつ剥がされるように変質する
そしてついには大好きだった人がまったく違う人間になる
自分に関係ないことに口を出して、いったいどんな得があるんですか
これほど理解できない人がいるのも不思議だった
判断の基準はもっぱら自分の感情だけになり
誰かを輝かせることのできる、輝く人になりたい
関心もないのに友達の愚痴を聞いているようにつらくて