『猫弁と幽霊屋敷』 読後抜粋

猫弁と幽霊屋敷
子どもの嘘や隠し事は成長の証
自分の身を守ったり、時には他を守ったりするために、生まれて初めて手に入れる武器
それが嘘
成長して強くなれば、武器は減らすことができる
年齢を重ねるほどに武器を増やしている人は、子供の武器を振り回している悲しい大人だと思う
 
逆恨みは、人品いやしい考えだとわかっている
 
観察力と知恵、そしてあたたかい心がないと、笑顔を引き出せない
あたたかい心を持つのは難しかった
笑顔にできなくてもいい、一緒に悲しい日々を送ろうと決心した
 
どんな人間にもたったひとつ共通した義務があって、それは自分を愛することじゃないか
 
人を傷つける人は、自分を愛せないんだ
愛せないから寒い
寒いから服を着る
攻撃は弱い人間の自己防衛