『脳と体の強化書』 疲れない体と心を手に入れるストレス最強マネジメント 一時的な睡眠不足か?慢性疲労か? 「心拍変動」で自己診断する

 

「心拍変動」は、数値が低いと交感神経優位、数値が高いと副交感神経優位を示す

まずは2週間、心拍変動の推移を観察し、自分の「ベースライン」を把握する

 

ベースラインがわかると、同じような寝起きの疲労感でも、単なる一時的な寝不足なのか、慢性化し生活習慣から見直して対処すべき深い疲労なのかを推定できる

 

心拍数がベースラインを下回ることが多いときは、特に注意が必要

 

単なる寝不足か? 深刻な疲労か?

睡眠時間:短め

目覚めたときの状態:疲れを感じる

心拍変動:ベースラインと同等か、上回っている

ー>一時的な寝不足の可能性が高い

自律神経は正常に働いており、ただ、心身が十分に休まらないうちに無理やり起こされただけ

翌日十分な睡眠時間を確保すれば、疲労は解消するはず

 

睡眠時間:7時間以上

目覚めたときの状態:疲れを感じる

心拍変動:ベースラインを下回っている

ー>慢性ストレス状態などによる深刻な疲労が疑われる

生活習慣から見直して自律神経バランスを整え、良質な睡眠が得られるようにしていく必要がある