『昨日星を探した言い訳』 読後抜粋

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噛み合わない会話に気持ち悪さを覚えた

 

私たちにとっての努力を、天才は努力だとは思わない

 

当時はそのすべてに、口を閉ざすことで耐えていた。

悪意や善意のふりをした鈍い刃から身を守っていた

 

明確に自分の意志で歩き始めた道を求めていた。

それが暗く冷たい道だったとしても、強く。

 

素直に話した言葉を、誤解なく受け取る

 

無遠慮に周りを傷つけるような怒り方をする人と

友達にならない

 

自分とは考えの合わない人間っていうのは、

馬鹿にみえるものだ

 

ただ無性に気持ち悪かった

 

与えることばかりを好み、与えられることを拒む。

つまり自然と相手を下に見ている

自分も同じ欠点を持っていることに無自覚

 

僕が理解しようとさえ諦めなければ、茅森は、伝えることを

諦めないだと知っていれば、それでよかった

 

胸の中で嫌うのと、攻撃のために悪意をむき出しにするのでは

話が違う

 

悪意というものを、注意深く扱えるはず

 

知らないから怖がっていた

 

嫌いだ。

彼はまがいもなく優しくて、真面目で、ぼくらのことを何も知らない

知ろうともしない

 

悪気なくこちらの感情を逆なぜすることを言う

 

属性じゃなくって、私の前に立ったなら、あくまで私という

個人を相手に話をしろというだけなんだ

 

彼の思いこみで勝手に同情して、勝手にやさしくなるんだ。

だから僕は橋本先生が嫌いだ

 

本心のまま、素直に間違えていられるのは、正解を書くよりも

ずっとすばらしいことなのかもしれない