『Red 』 読後抜粋
三十代にもなって似合うものが分からないなんていうのは、ただの怠惰だよ
その礼儀正しさに、救われた気持ち
五感と切り離された頭脳労働は、やはり根本的には男性の仕事だな、 と思う
何がわからないのかも分からない人間に教えるのは難しい
企業利益の差を生むのは、発想力とは無関係の、地味でつまらない仕事まで丁寧にやるかどうかだから
雑誌やテレビで見聞きしたような倫理観をつなぎ合わせたことばかり言うのは、ただの思考停止だよ。
どうして本音で話さない?
友情に嫉妬を持ち込んだら自分が苦しいだけ
家族もいるのに、一人で生きてる感じがする
幸福がなにかなんて、ずっと分からなかった。
だから世間的に価値があると言われているものばかりを集めた
「なんで、怖かったんだろう。あんなに」
「呪いだったんだよ。それが」
セックスだって会話だって、長くいりゃあ、かならずいつか飽きるし。
人生でほんの一瞬でも本気になれたら、十分じゃないの。
まわりを気遣って我慢したり、色んなことを言わないで溜め込んで苦しい人は、背中に出るんだって
生まれ持ってこなかったものを追い求めるのに必死で。
それが自分にとって本当に欲しいか、どれくらい必要なのか、落ち着いて考える暇もなかった
慰め方がちゃんとしてたから、この人は、人として必要とされてきたんだ、と思った
自己肯定できている人の強さだと思う」
足りないのは、「経験と学習」