『その意図は見えなくて』 読後抜粋
同じ言葉でも、聞き手によって意味の重みが全く異なる
誰が言うか、誰が聞くか
『何者かになりたい』という感情は言い換えれば『何者かに見られたい』という
承認欲求でしかない
同意だけを求める会話が好きでない
自分はいたって平凡な一市民なんだな、って思い知らせてくる奴
『自分は凡人なんだから』って枕詞を付けて、すごい奴に色々押し付けちまう
『凡人の自分は多数者なんだから、自分の考えは正しい』と思いこむようになる
才能ある奴に押しつけることに、何も思わなくなる
凡人であることの権利を主張するばかりの凡人ではいたくない
あいつを支える凡人でいたい。
僕がそれに、耐えられる限りは。
あえて自分から敵を作るような、直接的な幼さはない。
はずかいしいってのは、何かできるやつが抱く感情
普通に聞き苦しい悪口
勘違いしたガキのおもり
自分じゃない誰かのために心底怒ったり、くやしがったりできるんで。
そんな誰かがあたしにはいるんで。
ユウは彼女を救おうと行動した
人間同士の摩擦を許さないキミのその態度はね、十分に優しさと呼べるもの。