『霧の中のバーバラ』 読後抜粋

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テストの成績を左右するのは、頭の良し悪しよりもむしろ

勉強量

 

過剰なストレスが身体の抵抗力を奪ってきた

 

ストレスが免疫系にダメージを与えることはよく知られている

免疫不全が要因とされる子宮内膜症

 

脳のある部分が正常に働いていないために自分が苦労していることが

わかった。

その部位もおおよそ特定できた

 

豊富な刺激を与えつづけられたラットの脳は、成長していく

 

脳を働かせ、脳を鍛えて、弱い部分を強化する方法を見つければいい

 

豊富な刺激によって脳は改善され、強化される

 

自分の力で脳を鍛え、脳を変えていく。霧を抜け出し、自由になるために

 

どこかの機能が低下していると、植物の場合と同じように最小律が

働いて、脳全体の機能が低下したり妨げられたりする

 

「なぜ」ガ理解できると、一つの安心が得られる

この小さな安心が経験や学習によって蓄積され、世界は秩序だった

規則性のあるものとして構築されていく

 

新しいことを理解したり、考慮したりすることを自動的に拒否するように

初期設定されていた

なので、他人の意見を聞き入れることができない。

一つのことを違う方法でやることを頑なに拒む。

未知のものに挑戦することも極端に嫌う。

また好奇心や探求心が完全に欠如している

 

脳にたいして「治療」というアプローチの仕方は、たぶん間違っているだろう

脳は病気になっているわけではない。

充分に耕されていないだけ

自分の脳を耕すのは自分しかいない

 

脳の機能障害がもたらす不安や不穏を、物による保護や安心感で補っていた

 

知能訓練によって

まわりで起こっていることの理由や因果関係がわかるようになると

そこが安全な場所だと感じられるようになる

 

人が仕事を止めずに、周囲の世界にある美しいものを吸収しつづける

ならば、年齢を重ねることが必ずしも老人になることではないことが

わかるのだ

パブロ・カザルス 喜びと悲しみ』

 

正しい刺激を加えつづければ物理的にも化学的にも変わる能力がある

脳にはまた再生によって機能を回復する力もある

修復力が強い

 

『脳を変えた女』バーバラ・アロースミス・ヤング 2019.12 第3版