『チグリジアの雨』 読後抜粋
人はたくさん傷つけられた方がいい。感性が鋭くなって共感力や
洞察力が身につく
自分の心なのに、胸の中にある本心がよく理解できなかった
相手のすべてを受け入れる覚悟のない者に、真実を尋ねる
資格はない
殴る相手を間違えると、心の傷は永遠に治らない
筋違いだと理解しているのに、落胆は強い怒りに変わっていく
けれど、感情を露わにするのは恰好が悪い気がして
誰かと、自分と闘うときが来たら、まずは真実に目を向けろ。
痛みを伴うような真実だとしても目をそらすな。
そのとき、自ずと行くべき道が見えてくる
本人がいないところで、誰かの話を楽しそうにするのは,
相手が好きな証拠だと思う
ひどい言葉を投げても、それでも諦めず相手と繋がっていたいと
思えたとき、親しくなれるんじゃないかな
嘘の言葉で逃げるのは卑怯だ。
けれど、本物の悪人ならば自分の非を認めず、いつまでも
被害者ヅラしていただろう
だからこそ虚しさに搦め捕られて身動きができなくなる
誰かの苦しみに気づけないのは、とても愚かで罪深いことなのかもしれない