『草原のサーカス』 読後抜粋

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堂島の発言が一から十まで的外れで、何から指摘すれば

いいのか分からなくなり

 

着飾るって、日常を楽しむ宣言みたいなもの

 

指示に一貫性がない

 

なんでそんな、誰にも文句を言われないように気をつけています

みたいな恰好しているの

 

うまく言葉に落とし込むことができない

 

見下しているのに、どうして私に仕事を依頼するんだ?

 

どうして自分を侮辱した人間を儲けさせなければならないんだ

 

疲れと怒りで干からびた心が潤うのを感じ  

 

失礼な態度をとり続ければ、こうして付き合いを切られていく

ここでわざわざ片桐さんが波風を立てなくても、いずれ価値観の

古い人間は淘汰されていく

片桐さんを企画に招いた、それだけでもう彼らは十分に役割を

果たした。そう思っておけばいい

 

この世で一番嫌いなのは観察者だ。

他人の仕事を品評して、賢しいフリをするやつら。

見てるばかりで、なにもしない。なにも生み出さない

なに一つ現実の問題を解決しない

 

わたしに因縁つけてくるなんてよっぽどの馬鹿か暇人。

相手してらんない

 

 

美しい共鳴のひとときだった

 

みっともなく責任をなすりつき合っている

 

正々堂々と真実を言わず、あやふやなことばかり答える

姉は、やけに薄汚れて見えた。

嘘つきで、卑怯で、みっともなくて、見るのが嫌になるほど

醜悪だった

嘘をついて、しらばっくれて、恥ずかしいとは思わないんだろうか

 

もっとも深い場所で片桐さんを理解し、罰し、許すことができるのは

片桐さんしかいないんです

 

もっと利己的に、自分が本当に感じる正しさに沿った行動や選択を

した方がいいと思う。

その方が、ストレスもたまらないし

 

目まぐるしく変わる世界で唯一、私たちの思い通りに動かせるものって

自分の体と心ぐらいじゃない。

それしか持っていないんだから、優先した方がいいよ

 

平気じゃないけど・・・でも、私の人生にはこういう問題が投げ込まれるんだ

ってわかったから、淡々と打ち返していくよ

 

仕事を人質に、相手が職業的に差し出したサービス以外のものを強奪

しようとすることをハラスメントっていうんだ

 

間違えた、って思ったでしょう?

それを忘れなければ、次に間違えそうになったときには立ち止まれる

道を変えられる

だから、大丈夫なんだよ