『ぼくらに嘘がひとつだけ』 読後抜粋

ぼくらに嘘がひとつだけ
益体もない日常に削られていく心が、ある日、悲鳴を上げた
 
悔しいと思える間は、弱い自分に怒りを感じられる間は、強くなれる
 
敗北を誰かのせいにしないプライド
 
反省は必要だけど、後悔や落胆は役に立たない
 
努力の仕方が上手いだけの優等生
 
勝ち続けるより、負けを挟んだ方が、むしろ成長できる
 
ランニングをすると、心を安定させるセロトニンと脳内麻薬のエンドルフィンが分泌される。
体力もつくし集中力も増す
 
反省ノートをつくる
 
負けた後に重要なのは、同じ失敗を繰り返さないこと
だから、犯した過ちと改善手だけを書き残す
 
反省はするが、引きずらない
 
失敗した手を記録し始めた結果、小さなミスが驚くほど減っていった
 
誰かの役に立てることが、チームの力になれることが、必要とされていることが、他愛もない話で笑い合えることが、久しぶりに、心の底から楽しかった
 
遼平さんが幸せを感じていることが、嬉しかった
 
頑張っただけでは意味がない。
結果が全て
 
弱っている時に、すがれる言葉があるのはありがたい
 
根の葉もない噂は、それが嘘だからこそ心に響く。
否定する場さへ与えられずに、ただ心が削られていく。
 
感覚が根本から違うのだ。
二人は分かり合えない
昔も、今も、あるいは最後まで