『共鳴』 読後抜粋
どんなに年をとっても、未経験の出来事に遭遇すれば怯える
いや、年を取れば取るほど怯えるといっていいだろう
年齢と相反した自分の未熟さと向き合うことになるが故に
責任を転嫁するような、みっともない真似だけはすまいと決めた
まともに話そうとしなかったでしょう。
信用できないわ
恨むことで悲しみが薄れる。
一種の代償行為なのだ
自分の周りの人間だけでも幸せにできるよう頑張るしかない
いくつになっても目標と向上心がなければ、人生はつまらない
小説は、人の心理を読み解く能力を養うのに最適なテキストなのだが
行間から人の気持ちをすくい上げる読み方をすれば、相手の気持ちに
入っていけるようになる
もう一回り大きい刑事になりたいなら、何でもやってみるべき
やっている方はストレス解消になるだろうが、乱暴な言葉を
投げつけられた方は傷つく
打てば響く聡明さもあるし、なにより誠実である
推測から出た悪意が変化したもの
「やったこと」を証明するための方法はいくらでもあるが
「やっていない」と証明するのは極めて難しい