『放蕩記』
あって余禄、なくて当然と思い定めておくくらいが
ちょうどいいのかもしれない・・・
こちらが或る意図ををもって、しかしそれが前面に
ですぎないようにできるだけ注意深く書いたところを
その配慮までもきちんと読み取って受けとめてもらえるのは
しみじみとうれしい
伸ばしておいて、へし折る。
与えておいて、取りあげる。
躾よりは調教に近いかも
同じ物事を前にした時、感じ方がよく似ているぶん
互いに違和感を覚えずに済む
また一方で、考え方はすこし違うから、その違いがまた
刺激となって、お互に飽きるということがない
相手の求めていることをしてやりたいという想いがあり
相手の望まないことはしないようにしようという意思が
あって、初めて互いがうまくいく
日々、念入りに凍らせては幾重にも固く鎧を着せかけた
心は、結果としてどんどん無感動になっていった。
ともすれば、人としての情緒が正常に作動しないほどに。
ほんとにとことん、自分の見たいことしか見ない人
自分の気持ちに嘘をつくってことは、相手に嘘を
ついているのと同じことだと思う
人間、いっぺんでも果てを見れば気が済んで落ち着くもんだ
したことはちょっとだけ書いとく。
そっから感じたことや考えたことをたくさん書くん