心に沁みる言葉
人は生まれ持った性分を死ぬまで背負っていくらしい
なににつけ他人の意見で自分を肯定したいのが
彼らの言う「道」なのだとすれば、群れなくては
なにも解決できない
他人にそこそこの感情表現を求めてしまうのは、
こちらの心が弱いのと、やはりどこかで理解しやすいものに
触れて安心したい心根だろう
人間ひとたび曲がったことをすれば永遠に曲がり続けねば
ならないんだと思った
ひとりひとり、自分しか生きる箱がないことと
どう折り合うか、一生かけて考えている
感情を表に出せば、人の感情に振り回される
自分が生きることにしか興味がない
こっちが吐き出さないで、相手が吐くと思うな
知りたい人間はよくしゃべるのだ
『氷の轍』
心がしっかりとしていて、目指すところが見えているようでした
見えない目標に向かって試行錯誤するのが芸術家で、
見えている目標に向かって試行錯誤するのが職人なのではないでしょうか
水がたっぷりと入った金魚鉢が腹の中にあると想像してみたんだ
その水をこぼしてはいけないと意識した。
毎日毎日ね。
姿勢はそれで鍛えられた
こちらの都合など一切かまわず一方的に話を進める
『あずかりやさん』
口を開けば文句というのもストレス解消の糸口ですけれど
いい加減なところで滅入ってくる
そういうときは口に入れるものから変化させるのが一番
自分の幅を超えたものを、ひとは無意識に畏れるのだ
誰かに、なにかひとつでも、喜ばれてから死にたい
いちいち他人に感情をかき立てられないことを武器にして
生きてくるしかなかった
言葉も行動も、なんにもずれがない。
ずれがないから、他人の嘘と都合にも気づかないし
気づけない。善意しか優先するものがない
それぞれが持って生まれた性分で世の中を泳いで
ゆくしかないのだとしたら、人と人との関わりとは
なんと残酷なものだろう
『ドローン・スクランブル』