『幾千年の声を聞く』 読後抜粋

幾千年の声を聞く (単行本)
市井はいつだって憎む相手を欲しがる
小さな鬱憤を晴らすためか、血に刻まれた因縁がそうさせるのか
 
肝心なのは、何かを聴き、感じようとする姿勢
 
能動性に意味を見出している
あれがしたいこれがしたいと、何かを望む力のこと
 
本来人間は一つの場所へ留まっていられないノイジーな生物
 
自分で生きてみたい
もう死んだようには生きたくない
 
その失望は、自分が自分の物差しだけで決めた身勝手なもの
 
ただ生きるんじゃない。
生きていると実感して生きられた