『ユ・ウォン』 読後抜粋
未来の自分のために何かをしたという達成感
罪悪感が問題なのは、申し訳ないという気持ちだけでは終わらず、
合併症みたいに別の感情を引き起こしてしまうことだ。
自責の念、抑うつ感といった感情を。
自分を守ろうとする無意識は、自分自身に対する怒りをたちどころに
他人への怒りへとすり替えてきた
そんな自分が重すぎて、ふらふらとよろけるたびに、スヒョンは
私を支えてくれたのだ
「できるだけ他人の人生に介入しないようにしている」
相手は自分の言葉をどう受け止めるかわからない
だから「相手をもっと敏感に見守ること、それが暴力的でない生きる態度」
自分の気持ちを言葉で伝える
つねに無意識にかかえていた〈罪悪感〉を最後に〈感謝〉に変えることで、
解き放つ
背負わされていた重さを脱ぎ捨てたとき、姉が名前に込めてくれた
願いをようやく受け取るのだ