『人でなしの櫻』 読後抜粋

人でなしの櫻

言い訳を続ける姿はやはり醜いとしか思えない

 

それでも小綺麗に見えるのは日頃のたしなみのせい

 

肥大した自我の化物

平気で人を踏みつけ、壊し、食い荒らす

 

認知の歪みは恐ろしい

 

自分の置かれていた状況を客観視することは回復の手助けになる

 

愛情に見せかけた依存と支配に囚われたまま

 

あるのは凄まじい憎悪と嫌悪だけ

なのに、なぜ従わせようとする。

 

認めたくない己の精神の恥部

ただただ幼稚で浅ましい

 

己の発する業火で己の身を焼きながら亡者として永遠に苦しめばいい

 

支配という名の慰撫は無自覚だったからこそ痛烈だった

 

あのときの己には必要なものだった