『ロング・アフタヌーン』 読後抜粋
強引に難癖をつけ、怒るために怒っているかのようだ。
そんな男の醜さに、吐き気が込み上げてくる
特に質が悪いと思うのは、自分の命を盾にして他人を
操ろうとするところ
私、サンドバックにされてんなー
自分を丸ごと肯定できた
憎悪の言葉は、それ自体が刃なのだ
肩書を失い、等身大の自分になっただけなのに、自尊心が大きく
傷ついてしまう
その傷を癒す方法を、誰かに怒りをぶつけて謝らせることでしか
見つけられないのだ
そんなふうに感じる必要はないと、頭でわかっていても、感じてしまう
たぶんこれはもうどうしようもない
だからせめて燃料にしよう
全部受け止めて、自分にできることをする