『月の光の届く距離』 読後抜粋

月の光の届く距離

その人がずっと長い間忘れていたものかもしれないな。

ぼんやりした木彫に向かうとき、自分の心の中を覗くのさ

そして見つける

 

何かを知ることは大事だ。いや、知ろうとすることが。

無知であること自体は悪いことじゃない。

だが、無知を恥じないでそのままでいることは罪だ

 

自分の力で人生を切り開いていく気概に燃えていた

パラサイトみたいに、女に養ってもらう情けない父親から

学んだ唯一のことだった

 

いろんなことを経験している子は呑み込みが早い