『ミレニアム5 下』復讐の炎を吐く女
人をかたちづくるおもな要因は、誰とも共有することの
ない経験
中身のない無駄話には我慢がならず、騒音は
さらに耐えがたい
あのときのわたしは、そのことを受け入れたくなかった
説明というよりは弁明をしたがっているようだ
”人の目をのぞき込むことはできても、こころのなかまで
のぞきこめるとはかぎらない”
好意的な暴力
どんなに立派な好意に見えても、人を貶める行為
立ち上がってやる。結果がどうなろうとも
ショックが大きすぎて現状を受け入れられない
人は自分の邪心を人に投影する
ありとあらゆる醜聞を掘り起こして、悪事だけが人の
記憶に残るようにしてやる。
あんたは自分の汚物のただ中に葬られる
美しく繊細な言葉で個人を偲び、描き出していた
気にかけてくれたら、たとえ体に槍がささっても
そこから立ち上がることはできると信じていた