心にしみる言葉 『月桃夜』

 

f:id:otama-0201:20171222082225j:plain

 

誰かと話している、言葉を交わしている、という

実感がする

 

他人の碁に口出しするような輩は、首を切って

そこに乗せてしまえ

要するにそのくらいの覚悟を持て、といったところ

 

わきまえて振る舞えば、山の神様は守ってくれる。だが、ひとたび

勝手を通せば怖ろしいことになる

 

我の人生は無様なものであったが、おまえの糧となるならば

無駄ではなかったということだ

 

嘘をついたり無理を通そうという様子はまるでない。

価値観なのだ

 

卑しいごまかしをして生きろと?

 

言葉を殺すは神を殺すも同じ。それがどうしても人間には

わからぬようだ

 

山の神言葉は至極単純だった。だが、しかし

理解はしたくなかった

 

話の内容と穏やかな表情との落差に戸惑った

 

自分のあさましさにぞっとした