『占』 読後抜粋
多くの女は、男女の関係において自分に決定権があれば
それがいかなる結果に終わろうとも、まずは満足する
執着を持つから、人は不幸になるのだ
相手に期待ばかりしているから、不平だらけ
相手に依存して生きている人を、魅力的だと思えない
誰かに感謝されるのは、彼女を昂揚させ、同時にこれまで
奥底に眠っていたらしい憤懣を揺り起こすことになった
ややこしいことを人に委ねているから、いつになっても
仕事を覚えられない
男は、自分が上に立つことができない女に対して、
こういうつまらん攻撃をする生き物なのだ
失敗は百歩譲って仕方がないよ
あいつはそれを、隠そうとするから質が悪い
しくじるのは腕がないからなんですが、それを隠す術ばっかり
玄人はだしで
人が人に対して憤りを感じるとき、個々が大切にしているものの
相違が原因となっていることがおおかたなのです
頭ではなく、最後は心のままに行うのが間違いないと
しくじりに対して、けっして開き直ってもごまかしても
ならない
ごまかすことは、何も生まない
それどころか、自分まで見失ってしまう
下手に世の中に迎合することはない
でも、冷静に反応を受け止める力がないと伸びない
認められることにのみ囚われるのは、本当は
さもしいことなのかもしれない