『家庭の煮物に「ダシ」はいりません』 料理がうまくなる常識
火加減のルール
炎の大きさではなく、炎の先端とフライパンや
鍋の底までの距離で決まる
中火 炎がちょうど鍋底についた状態
弱火 炎が鍋底にまったくつかない状態
強火 炎が鍋底に直接当たり、周囲にはみ出さない状態
弱めの中火 炎が鍋底にギリギリでつかない状態
ほとんどが「弱火~弱めの中火」でじゅうぶん
自動的に消化する機能がついているものは、五徳の上に
足つきの焼き網を乗せるなどして、鍋底と炎の距離を
開ける
塩加減のルール
素材の0.8%が基本、1㏄のスプーンできちんと量る
(人間の体液の塩分濃度と同じ)
調理器具のルール
一番必要なもの 0.1gまで量れるキッチンスケール
電卓 素材の0.8%を計算するため
200~500㏄の軽量カップ
2時間くらいまで量れるキッチンタイマー
フライパンはごく普通の安いものでじゅうぶん
切り方のルール
刃が「まっすぐ」であることだけ
(まな板と刃の間にすき間ができないもの)
正しい切り方 「斜め前方下」
まな板の高さを調節する
まな板の前に立ち、両手を伸ばしたとき、ひじが
やや曲がって自然に両手がまな板につく状態に
なるのが最適
踏み台をおいたり、まな板を2枚重ねたりする
包丁は3本を使うだけ(薬指と小指は使わない)
正しく構える
包丁を持っている側に体を45度開いて立ち、反対側の
体は台につける
まな板に対して刃を30度で切り込む