『空は逃げない』 読後抜粋
視点を決めると体幹がぶれずに美しく、また
思い切った動きもできる
自分に脂質があるかどうかは体が教えてくれる
その対象となるものに出会ったとき、資質があれば
どうしてもやってみたくなる
好きなものを生業とするには、正しい努力と強い心と
それらをコントロールする力、そしてなにより体力が
大事
心が弱ってしまったときには、無理にでも体を
動かしてみると、気分が変わる
自分自身の内部に耳を澄ます
体を動かせば心が変わる。心が変われば体は
進化していく
そういう循環のサイクルを人間は良くも悪くも
持っている
自分の意志や意図を押しつけるような人じゃない
体と同様で精神も正しく鍛えればそれなりに
強くなる
弱さは伸びしろでもある
人間の脳は楽が好き
使わないなら必要ないと理解して、機能は退行を
始め筋肉は衰える
闇の中、この先どうなるのかわからない不安に
必死で耐えていた時期は、人生のタメの時期だったかもしれない
ときに沈黙も生まれたが、それさえ温かな時間の共有だった