『105歳、死ねないのも困るのよ』 読後抜粋

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歳と折れ合って、面白がる精神を持つ

 

歳を重ねることを醜いものとして捨てるのではなく

自負を持つこと、自分を高く評価すること

 

自分を肯定して、幸せを得る

 

生と死をあきらめれば、不平はなくなり、

平和な心を得る

禅宗の協議の根本

あきらめるとは、やめることではなく、理解して

悟るという意味

 

いい思い出になるように工夫する。

そうすれば、人生の終わりまでも豊かにしてくれる

 

二河白道

どっちにも偏らずに、そのあいだの一筋の道を

見つける

 

「静かな目、平和な心、その外に何の宝が世にあろう」

三好達治(「冬の日」梶井其次郎より)

 

社会的な評価は面倒の種。

自分の本分がすべて

 

表現する手段を手にすれば、おのずと思いが湧くように

できているのかもしれない

周りのさまざまな助けがあって初めて人はなにかを

為すことができる

 

着物は人に対して謙虚、洋服は人を規制する

着物は人を主人とする

洋服は決まったかたちに人を強制する、尊大

 

余計な社交もお愛想も振りまこうという気がなく

正直で、気持ちいいと思う

 

無知でいることは自分の人生を投げ出しているようなもの

 

こういう印象を人に与えようと思って描いたという下心が

ない

セザンヌのサント=ヴィクトワール山の絵

 

芸術には、あるところに凝縮して、固まって動かなかった

心をときほぐす力があると思う

 

人は生活のなかで美しいものをつくる

それが普遍的な芸術になる