『零號琴』 読後抜粋

明快にどこと指摘できない違和感を感じつつ

己の毒でのたうち回り続けた

えんえんと繰り返すことが大事だ。

動作から枝葉末節が除かれ、つなぎめがなめらかになり

コンパクトに凝集していく

自身が考えるよりはるかに深く彼らの心理に恐怖を

埋め込んでいた

ブレがあるのはきっと偽りがあるからだろう

 「失礼か、そうでないか」が判断基準

その希望と同じ量の絶望も

思うがままに操作しようとする父に、憤っている