『深海のアトム』
思い込みの世界に閉じこもることを、けっしてしない
封じ込められることを嫌う
忌み嫌われる者
力ずくと金ずくで、人をいいなりにし、自分の
所有物のようにふるまうから
言い寄られたのを断ってから、子どもっぽい仕打ちを
されるようになった
教授の甘い言葉は、いつも、どこかそらぞらしい
好意を示されると、何か裏があるのかと用心してしまう
心にもなさそうだから
悔し涙ではナトリウムが多く、うれし涙では
カリウムが多い
言葉の伝達が世界を変えると信じている
海水はウラン鉱石を不安定にする。放射性物質が
溶けだす
声は微塵も好意や心遣いを含んでいない
言葉は世界を一変させる
失敗したからこそ、繰り返さなくてはならない
いまなら何かができる
忘れゆくことは、時を司る神の優しさでもあるのでしょう
できるところから、殻を破っていくつもり