『恐怖を知らない人たち』 読後抜粋

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サイコパシーとは、他人を思いやることができない

人格障害のことである

 

不満やおびえを感じたり、挑発されたりした状態に対する

怒りに満ちた、性急で衝動的な攻撃は、反応的攻撃と

呼ばれる

 

冷徹な目標指向の攻撃、つまり積極的攻撃

 

相手の苦しみをおもんばかって自分の行動を

抑制するという仕組みは、生涯を通じて続いていく

 

素行障害とは、攻撃的な行動や残酷な行動、

あるいはほかのやり方で他者の権利を侵害する行動が

反復して見られる場合

 

抑うつや不安に由来しない素行障害は、攻撃が

怒りや動揺を伴わない場合が多く、どこからともなく

起るもの、意図して残酷なものであるようにも見受けられる

さらに悪いことに、そうした行動をとった後も、他者の苦しみに

対して罪悪感や後悔といったふさわしい感情を示さない

相手の苦しみに平然としている

VIM自体が損なわれていることを示唆している

 

他者に大きな苦痛をもたらしたことを認めず、自分の

行動をなるべく些細なものに見せ、それを他者のせいに

していた

 

偏桃体の機能不全は、他者の恐怖を認識するのが難しく

自分も恐怖を感じにくい

 

他者の感情を自分の心の中で再現し、そうすることで

その感情を理解するという能力は、不可欠な形の共感

 

信頼とは、自己成就する予言

 

「幸福」とは人生に満足し、意味や目的の感覚を持ち

基本的に必要なものを得られる状態を指す

 

利他行動がそれをした人に本物の喜びをもたらせる

自分のためよりも幸福度を高める

 

他人が助けを必要としているときにそれに気づくことができ、

それに反応して行動したがる