『野の鳥は野に』 評伝・中西悟堂
野放図な営利目的で自然を破壊し、台無しにすることは、
自然への拷問と虐殺以外の何物でもない
グローバルな歴史とデーターとしての公害を武器に
たたかわなければ、明るい未来はまったくない
日常の物欲、権力欲の生活から一歩退いて静かに
自省する価値
身近に迫った環境問題を考えるとき、自然との距離の持ち方
身の置き方などにおいて悟堂の言葉をひとつの価値観
物差しとして意識するだけでも、だいぶちがうと私は
思うのである
自然が本来に近い姿に戻れば、人の気持ちも潤い
人間本来のやさしさや正直さも回復するような気がする
『定本 野鳥記 第一巻~第十六巻 別巻き』
『野鳥と共に』
『野鳥開眼』
『雑木林の野鳥 武蔵野の野鳥観察記』
山口正信