『身を捨ててこそ』
あしたやるべきことが見つけられない人だけが
博打と出会う。そして明後日の見えない人は博打に
溺れ、将来の見えない人は博打で死んでゆく
対局者に不快感を与える麻雀は、自分の心の動揺を
晒すだけで、それは弱さの裏返しでもある
盆面さえ良ければ、運すらも引き寄せられる
退屈と平穏が一番嫌いな、そういう人間
根底の部分で異なる彼らと、これから先、うまく
つき合っていけるのだろうか
好き勝手に生きている人間には二通りいる。
常識とか通念すらもわからずに、常識外、
通念外の生き方をする人間。
もう一種類は、それらをわかっていながら、
それの沿った生き方のできない人間
相手には、いつ、どんな場面でも感情を面に出すな
ここに来てからの一連の会話で、私の共感できる話は
なにひとつとしてなかった
麻雀でイカサマをやるのは、勝負事に名を借りた泥棒
と一緒。一度でもそんなことをやれば、人生のツキを
汚す
心の虚しさを、敵を作ることによって満たそうとした