『砂上』

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その鈍さがたまらなく気分悪かった

 

金のあるなしじゃなく、人間、毎日なんにも変わらないって

のがいちばん貧しい生活らしい

 

知っていることをアピールして、知られたくないことを

端折るから創作的日記になってしまう

 

人に評価されたいうちは、人を超えない

 

人間嫌いの自分好き。他人に興味ないぶん害が

なくていいけど

 

自分がなにを見てなにから目を逸らしていたのかを

書かねばならなくなった

 

自分の考えを文章にして、更に読まれる書き手になるために

できることは質の良い嘘を手に入れること

 

でも、揺らいだらそこからは、揺れに任せてみるのも大切

じゃないと、欲しいものばかりで却って心が貧しくなってしまう

 

健全な欲望を彼らには、欲望の所在が曖昧な人の感覚を

学習的にはわかることは出来ても、理解するのは無理

主体性のない人間には嫌悪という感情も薄いということを

確信しました

 

書き手が傷つきもしない物語が読まれたためしは

ありません