『フェルメールの憂鬱』 『藪医 ふらここ堂』を読んで
何もかも己で判断するってのは大人でもきつい
距離を縮める鍵は相手が持っています。
相手をよく観察して、その望むところを掬い上げる。
共産主義の世界では、労働は美徳ではなく。
進んで仕事をする者はろくなことにはならず、
人より多く知ることは、決してよい結果に結びつかない。
優秀だとわかれば左遷される。ひどいときには冤罪で
処刑される。
有能なものが無能な者に粛清される、共産主義の世界では。
自分の範疇でないことには関わらないのが賢明なのだ。
誰の忠告も聞かない。
聞くのは称賛だけだ。
無表情で、貪欲そうで、目が笑っていない。貧相で
下品
罪悪感を持たない人間が醸す落ち着きと、疑り深さが
醸し出す落ち着きのなさと。
指輪が欲しければ指を切り落として持っていく
輩です。
幼稚で感情的で、我が儘で自分の欲望にのみ
忠実
誠実に人の話を聞いた
これはと思ったらハエ取り紙みたいに
品も節操もなく貼りついてくる。
命を投げ出してでも不条理と戦うのが人間
怒るということを知ってこそ人間