読後 抜粋

『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』 はじめに

人は自分の意見が他人に広まるならば、進んで金銭的利益を 見送る傾向にあることがわかっている(ハーバード大学研究) * 考え抜かれた見識についてではない 私たちの信念を形作っているのは欲求 だとすれば、意欲や感情を利用しないかぎり、相手も 自分も…

『スワロウティルの消失点』 読後抜粋

先が読めない女は苦手なんですよ。 予定にない労力を使わされるんで わかんないときは都合のいいほうに考えるようにしている 考えを讀ませない言動も含めてかなりの曲者 四六時中つきまとっていた不快感からの解放はことのほか 頭を冴えさせた 人間関係とい…

『道徳の時間』 読後抜粋

理不尽な悪意への嫌悪 救いの手を差し伸べる けれど、ある意味でそれは屈辱であったかもしれない 自分の生まれた世界への絶望と憎しみ 神の振る舞いをする者を悪魔と呼ぶ 理不尽な絶望で心が簡単に死ぬように、ささやかな 愛情で蘇えることだって難しくはな…

『終戦のマグノリア』 読後抜粋

相手に期待する人間関係は疲れます 信頼し合う関係は癒されます 誰であれ相手の自由は尊重しますが、無礼者はきらいです 人の心につけ込んで操ろうとする行為を許さない 『結婚について』 ハリール・ジブラーン 『おたがいに心を与えあいなさい。しかし、自…

『悪寒』 読後抜粋

処理能力を超える話を聞かされて、思考停止に近い 状態になり、いいなりになった形 悔しさは人間の原動力

『巨悪』 読後抜粋

直感って大事にしたいの 知識と経験の積み重ねが瞬時に導き出した判断なんだから 寂しさとも怒りともつかない感情が胸に渦巻く。 しかし、それは急速に冷めた。 ・・・・・自分が城島なら同じ判断をする したり顔で臆面もなく語り出す 自分のアタマでは何も…

『密告は歌う』 読後抜粋

相手を知り、理解することと、根掘り葉掘り 尋ねることとは違う 目の前の状況をどう楽しむのかが人生の大問題だと 思っているだけさ。何事も角度によって見え方は変わるし 考え方次第だよ 推察するとは固定観念にとらわれずに過去を正確に分析し そこに介在…

『マトリョーシカ・ブラッド』 読後抜粋

すまないー喉もとまで出かかった台詞をのみ込んだのは、 同僚であっても弱みを見せたくないという、誰の役にも 立たない刑事の習性だった 私憤にまみれた暴言は、歩んできた己の刑事人生を 裏切るのもだった 不運であっても不幸ではない 間違って、その間違…

『出身成分』 読後抜粋

かってのように悪意が感じられるというだけで 告発の対象にはなりえない きみは被害者じゃないか。 傷ついたんであって、傷物なんかじゃない 冷遇しておいて、逃がしもしない 弁明に必死だが、罪悪を感じているようすはほとんどない 不満はわかる。 だが理解…

『冷たい檻』 読後抜粋

嫌いなもの、くだらない理由で読書の邪魔をされること くだらない野郎に自分の時間を奪われること 身に覚えのないことで、ねちねちと責められること 慇懃無礼を絵に描いたような態度は、不快 そういう口のきき方が、結局自分に跳ね返ってくる 人間の中には自…

『厳寒の町』 読後抜粋

偏見は自信のない人、家庭での躾のよくない人、自分自身が 悪環境にいる人によくある態度だと思います なにが起きたのかさっぱりわからず、ただ狼狽するばかり おれは人と人を比べない 口出ししてきたのは彼の間違いだった 自分がこうだと思っていることと事…

『密室を開ける手』 読後抜粋

母を通してしか父を見ておらず、いまだに母の見せたかった 父しか知らない 人間の尊厳を無視し、踏みにじって顧みないそんな世界で 生きたくない どこに行きつくのかわからない話ほど、苛立たしいものはない 完全にコントロールしながら、小まめに自立の芽を…

『流浪の月』 読後抜粋

意味をわからず、わたしはルールに従いはじめている 無限に続いていく日々から、少しでも痛みを取り除くために どうして笑っているのかよくわからなかった。 口にできないことがどんどん溜まっていく みっともないもと言われた 欲望をセーブできないことが …

『骸の鍵』 読後抜粋

責任を負いたくないのなら、私の言うことだけ 聞いていればいい。 その方が君も楽だと思う しかしロックスミスの思考回路は、我々が想像する ようなものではなかった

『105歳、死ねないのも困るのよ』 読後抜粋

歳と折れ合って、面白がる精神を持つ 歳を重ねることを醜いものとして捨てるのではなく 自負を持つこと、自分を高く評価すること 自分を肯定して、幸せを得る 生と死をあきらめれば、不平はなくなり、 平和な心を得る 禅宗の協議の根本 あきらめるとは、やめ…

『金庫番の娘』 読後抜粋

苛烈な派閥抗争・・・・・ 優秀な人材が潰れて困るのは、組織なのに。 どちらも派閥争いの先に何を求めているのだろう 本当に大事な問題の答えは、自分であがき、もがき、 手に入れるしかない モラルや少数派に配慮のない多数決なんて、 ただの暴力でしょう …

『楽園の真下』 読後抜粋

マテ茶、血中から疲労物質を減少させる 冷え性にも効果的 見ていたのに脳みそが認識できなかった どうしょうもない身勝手さを自覚しておこうとは 思っている

『月下の犯罪』 読後抜粋

ある人がその人たる所以は、彼が何を持っているかではなく 彼が何を大切に思っているか、にある 過去に何が起こったかを語り続けることでしか、 それに決着をつけることはできない 彼の苦痛の叫びにも、彼の死にも心を動かされなかった 誰もが自分自身のこと…

『太閤の能楽師』 読後抜粋

”真似ぶ”能力の高さ 不安や不満を口にせず耐える、ということが苦手らしい 役者や舞手にとって、どんな理由があれ、目の前の 客の気を引き寄せられぬほど、屈辱的なことはない 己の油断、不始末の招いた災いの因を、他所へ求める 身愛の甘えた物言いは、安照…

『肖像彫刻家』 読後抜粋

それまでの低姿勢は、厚かましく執拗なものに 変わっている 人には親子孫の縦糸以上に強い同世代のつながりがある 同じ時代を生き、同じ風に身をさらして耐えてきた。 血の繋がりでは越えられない時間と文化の壁が 世代間にはある

『ラッシュライフ』 読後抜粋

今日の私の一日が、別の人の一日に繫がる 優しいということは、『人の憂いが分かる』って意味 鬱々とした毎日が、知らず知らずのうちに気軽な刺激を 求めていたのだろう。 無責任でお手軽な気分転換が必要だった テレビばかり観ることに慣れて、思考停止だ …

『ケイトが恐れるすべて』 読後抜粋

ひどい負けず嫌いでね、一緒にやってても、もう 楽しいとは言えないんだ 過補償ー心理学用語 自分の劣等感を補償し、優越感情を充足するために 攻撃的・権威的行為に走ること

『零號琴』 読後抜粋

明快にどこと指摘できない違和感を感じつつ 己の毒でのたうち回り続けた えんえんと繰り返すことが大事だ。 動作から枝葉末節が除かれ、つなぎめがなめらかになり コンパクトに凝集していく 自身が考えるよりはるかに深く彼らの心理に恐怖を 埋め込んでいた …

『本性』 読後抜粋

失敗するのは仕方がないとしても、それを何の躊躇もなく 客に出せる神経が信じられない 人間は外見に見合った中身に変わっていく ふだんは人当たりがいいのだが、思い通りにいかないと いわゆる「キレ」た状態に豹変する 責任感がなく、人任せにするところが…

『見当たり捜査官』 読後抜粋

何が気に入らなくて絡んでくるのかわからない 体調不良の原因は、他人と口をきかない日が長く続いた ことにもあったのだと気づかされた おのれの才能を発揮できる仕事に就けなければ、本人に とっても世の中にとっても非常に不幸なのだ 大胆さが、容疑者の知…

『問題があります』 読後抜粋

漱石に深く心打たれるにはそれ相応の人生というものが 必要なのである 子どもは仲間の資質を天啓のように峻別する 大切なことが互いに違う この1冊 『ゾマーさんのこと』 おすすめ5冊 『人間臨終図鑑』ー有名人死に方図鑑 『盆栽老人とその周辺』 人は誰でも…

『ふたりぐらし』 読後抜粋

思い煩う時間があったら、もっと自分の喜べる方向へ 頭を使いなさい 実りが多いはずの若い時間をひとを恨んだり責めたりして 過ごしてはいけない 気遣いの方向をまちがわないひと 親切の裏側に健康不安があることには、本人も うまく気づけない

『藻屑蟹』 読後抜粋

俺を十分に不愉快にさせる、上から目線の口調だった 嫌いという言葉を、大の大人が使うのはよくない。 せめて苦手というべきだな 他人の話をちゃんと聞ける人間 人を殺してしまったストレスが、消化できない 溜めこんでいるストレスが、きみを自由にしてくれ…

『IQ』 読後抜粋

良心から逃げたり、いろんな悪事を犯しても短絡的に チャラにできると思っているところに、一番腹が立つ ひっかき回そうとするやつをあいてにするときには いちいち付き合わない代わりに、折れてもいけない いじめが知恵や親切心と同じ素敵なことだとでもい…

『そしてミランダを殺す』 読後抜粋

他者に求められるとき誰もが感じるぬくもりと 安らぎを感じた 彼となら本来の自分でいられる