読後 抜粋

『則天武后』

自らが作り出した呵責に、彼女は怯えている 自信のない方が狂暴になるもの どこまでも当事者能力がない 灰汁の強さはないが、人としての芯の強さがある 不幸せゆえに幸福な者を妬む 当事者能力のないロクデナシ まるで餓鬼大将のごとき幼稚な暴行をした

『背乗り』 読後抜粋

責任転換を試みている。 官僚の保身に恥じも外聞もない 自己矛盾に頭の中が混乱した

『ブラック・ケネディ』 読後抜粋

解決方法がないわけではない。 ワシントンに指導力が不足しているだけ 異なっていることが、いかに重荷になっているか 複雑な世界を正しく認知するために広く教養を積む 不信感を抱く本当の理由は、相手に才能があって、 成功していて、賢いから たとえ、い…

『鏡の背面』 読後抜粋

高貴さや財力には義務が伴う 私は何も与えていない。子どもたちが元気をくれる どんなことにも喜びをみつけ、その喜びを活力にして 生きていく 素っ気なく、ざっくばらんな口調の中にも誠実さが 滲んでいた 狼は狡猾です。羊より人より。そして普段は 羊の姿…

『逃げ出せなかった君へ』 読後抜粋

洗脳の手口 憎しみが生み出すものは、新たな憎しみばかり 貶めてから持ち上げる。 洗脳の手口

『完全無罪』 読後抜粋

人は長期にわたる圧迫を受けると、不利になると 分かっていても、その場の苦しみから逃げることが 優先される 連中の正義とやらにひるんではいけない 真実が勝利すべき

『ネオナチの少女』 読後抜粋

絶えず反抗していた・・・ 自分より知的な人、権力のある人、影響力のある人に。 自信がないから けれどそのことに気づいていなかった 絶えず自分のフラストレーションのはけ口を探していた 一緒にいると退屈するか苛々するかのどちらか 助けを断ると、彼ら…

『黒涙』

無意味。無駄。空虚。不毛。 協力者の獲得 金。イデオロギー。屈従。自尊心。 多くの人間はこのいずれかに弱点を抱えているので ここをつついて心理的支配下に置く 情熱的かつ控えめな態度で応じる 単なるナルシストは早晩身を滅ぼす 恥知らずな不平などどう…

『鳥獣戯画』 読後抜粋

良い結果を残そうと思ったら肉体を良い状態に保っておく ことこそが全て 一番気を遣っているのは睡眠 人の思い込みを聞いて過ごさねばならない理由が いったいどこにあるというのか けっきょくこういう欲望を満たす代償として 人生は削り取られ、深酒によっ…

『だから殺せなかった』 読後抜粋

他人の不幸を探して少しでも自分を慰めようなんて 生産性のない情報 「何もしない」暴力 手ごたえのある相手がほしかった 自分自身に置き換えても痛みなんかわからない でも、自分の大切な人と置きかえれば、命の 重さがわかる 哀れで得体のしれぬ、知恵ある…

『カッコーの歌』 読後抜粋

幼すぎて自分のしていることを理解できていない 愛情深い父親だけど、なにもみえていない そのせいで残酷にもなれる 好奇心が勝った 一時的に正気を失う 何かをめざして動いていける 暇な人たち、くだらない質問-そうしたことが どれだけ不快か たしかなこ…

『流転の子』 読後抜粋

互いの愛情と理解と同情 他の民族に、宗教と習慣に従えと強要することは できない。 物極まれば必ず返る 『自分の心の主人』でありたいと願いながら 『(周囲が期待する)あるべき自分』でいたいという 気持ちも強かった 真心だけが人をつなぐと信じた父(溥…

『グレイメン』 読後抜粋

刺激を慣れという怠慢で濁らせてはいけない 世の中、ひとつの人格だけじゃ見えないものも多い だから、化粧で新しい自分をつくり出すことは 人生を楽しむのに必要不可欠なもの 宗教は、自己の営利を求める。 祈りは、自分の欲求を満たしたいことの表れ 厳然…

『カインの子どもたち』 読後抜粋

人を批判しているからこそ、自分は清廉潔白でなければならない 職業倫理っていうのはそういうもの 一人多幸感に浸っていた 呼吸をするように嘘をつく

『本を守ろうとする猫の話』 読後抜粋

純粋な当惑 手ごわいのは、その言葉に真実があるから 本には大きな力がある。けれどもそれは、あくまで 本の力であって、お前の力ではない どれほど多くの知識を詰め込んでも、自分で考え 自分の足で歩かなければ、すべては空虚な 借り物でしかない むやみと…

『影の中の影』 読後抜粋

目的が必要 なのにそれが見つからないから、毎日無意味な時を 過ごしている 矜持の問題 思考パターンの乖離 何物をも破壊しないという、ただその原理のために 肉体と精神、ひいては社会全体を向上させる システマの永遠の目的 彼らの苦難に思いが至らない そ…

『レッドリスト』 読後抜粋

運は人が持ってくる。 日々の君の行いを見ていた誰かが『彼に任せてみたい』 『彼で試してみたい』と思う。 それが運。 運に出会うことと、運を掴むことは違う 「努力の価値を知らない者は、運に出会っても 掴むことはできない」 危機になれば、その性根が問…

『タックスヘイヴン』 読後抜粋

嫌味な口調に隠された卑屈さ わたしたちはみんな閉じ込められている だから、自分のなかの熊を解き放たなくちゃいけない

『ドローンランド』 読後抜粋

禅の呼吸法 息を吸い込みながら、白い光と 流れ込むエネルギーを感じる 息を吐き出しながら、灰色の光と 流れ出るエネルギーを感じる 敵視されるのは慣れっこ 不当な話だが 他人を監視することで、優越感とか〈全知〉錯覚を 得る? 恍惚感のような 力を握っ…

『岩場の上から』

自分自身の自信のなさ、ちゃらんぽらんさを しみったれたエリート意識みたいなものにすがって ごまかしてしまってる。 そういう人は多い 本当に馬鹿になっちゃう だから、ほかの人のことも馬鹿にできる 自分で解決しきれない事情に誰もが取り囲まれる 恐怖を…

『トヨトミの野望』 読後抜粋

己の都合に合わせて感情を猫の目のように 変えながら、いささかも恥じらう素振りを みせない 肩肘を張らなくて済む。 おそらく同類なのだろう 見当違いの自信、プライドを抱いている 言いたいことを溜め込むのは、ストレスになって 身心を蝕む 腐らず諦めず…

『特命指揮官』 読後抜粋

彼といるときは本気で笑えた 感情を素直に表せるというのは素晴らしい。 自分をよく見せかけるために余計なエネルギーを 使わないでいられるのですから 立ち止まったら最後、平凡という名の化け物に 襲われる、そんな危機感があった どんな選択も、疑えばキ…

『ピクニック・アット・ハンギングロック』 読後抜粋

ふたりで一緒にいるときだけは、自分の短所を 気にせずにすんだ お互にわかりあえている相手となら、ただ心地のいい時間を 楽しめばいい。無理に話をする必要はない。 生まれてからずっと、ぼくはまわりの人間たちが正しいと 思うことばかりやってきた 今回…

『星をかすめる風』 読後抜粋

誰でも自分を守れない者を代わりに守ってやることは できない 挫折はしても絶望はしない 悪魔たちが彼の魂を食いちぎっているうちに、彼も だんだん悪魔になっていった 悪い記憶がまた他の悪を生んだ 壊れた良心のために、苦痛を受けた者がまた他人を 苦しめ…

『沈黙の町で』 読後抜粋

語彙が乏しい上に、気持ちの伝え方も知らない 誤解を与えそうな言葉を平気で吐き、重要な ことなのに省いたりする 見捨てられてからでも、金魚のふんやってたし 誰でもイラつく 自分で自分を分析してみる 優先させるものが、根本的にちがう 人間って、終わり…

『鮫島の貌』 読後抜粋

ほどほどに腐ったリンゴが困るのは、周りのリンゴも 腐らしてしまうことだが、大森ほど腐ったリンゴになると 周囲が避けるので、心配はない 学歴が申し分ないからといって、個人としての能力が 優れているとは限らない。 面倒な仕事を下に押しつける権力があ…

『猿の悲しみ』 読後抜粋

それでもどこか憎めない感じがあったのは、水沼が 内心に秘めていた潔癖さや正義感が理由だったのかもしれない 唯一の喜びは他人を支配して服従させること 金と権力で他者を支配し、服従させることで 快感を得る人間 他人を脅して賺してお金で横っ面はたいて…

『竹林精舎』 読後抜粋

ときには座っている自分を外から見たこともありました 憎んだり愛着したりしなければ、カラリと見晴らしが よくなってすべてが明白になる 求められることは満更でもないのだろう 自分のからだが上手にラクに使えるようになった 迷いがないってのは、尊いこと…

『星の降る家のローレン』 読後抜粋

大人にとって都合のええ子にになったらいかん 思うように生きたらええ。自分の気持ちに素直に 生きることが大事や。一番大事や 喧嘩しても仲直りできるんが親友や。相手のこと 大事に思っとうさえしたらずっと親友や 自分が嬉しかったこと思い出してみ。 今…

『慈雨』 読後抜粋

人をやる気にさせるのは、報酬系の脳内物質。 たて他人から褒められなくても、自分の努力がわずかでも 実っていると実感できれば、人は奮起する ええことも悪いことも、みな平等に訪れるんやなぁと 思うようになったんよ 人がどれほどの重さを抱えながら日々…